活動と研究

メディカルソワンエステティックの3つの技術

メディカルスキンケア

メディカルスキンケアは、エステティシャンが「機器」と「化粧品」を使用し、さらにエステティシャン自身の「手技」によって、植皮、瘢痕、レーザー治療後の硬さ、縮み、シワ、乾燥、色素沈着などに対するスキンケアを行なう技術です。この施術は治療により症状が安定した後の肌をよい状態に維持するという役割を持っています。

肌の変化としては、以下のようなことが確認されています。

  • 皮膚色調が明るくなる
    明度の上昇

    磯(1989)
    新外科学大系
    29D形成外科Ⅳ(中山書店)

  • 皮膚がやわらかくなる
    拘縮の改善(軟化効果)

    磯(1989)
    新外科学大系
    29D形成外科Ⅳ(中山書店)

  • 皮膚の質感(乾燥、キメ、透明感)が整う
    成長不足による再縮、変形、機能障害、成長阻害の発現防止、再手術の予防
    術後の角質水分含量の回復

    Shimagami(2001)
    CIDESCO World congress&Exibition2001

  • 皮膚知覚の回復をうながす
    知覚の改善(触2点弁別閾値)

    伊藤ら(1972)
    形成外科15

メディカルメイク

メディカルメイクとは、植皮痕、瘢痕、あざ、シミなどを目立たなくする(カバーする)技術です。メディカルスキンケアでは到達し得ない、最終段階として、メイクアップの技術により治療後の皮膚のカバー(ケア、手当て)を行ないます。

その目的は、治療後の皮膚をメイクアップにより簡単に一時的に健常な状態へ近づけ、目立たなくし、そのことにより精神的な負担を軽減させることにあります。

また治癒過程においては、治療後の皮膚を目立たなくする(カバーする)と同時に、紫外線や寒気、乾燥等から保護するという重要なスキンケアの役割も果たします。

メディカルメイクで行なうのは、以下のような技術です。

  • 色味(青み・赤み・黒み・白み・色素沈着)のカバー
  • 植皮部分のカバー
  • 火傷瘢痕のカバー
  • 手術や事故による瘢痕のカバー

メンタルケア

エステティシャンは、カウンセリングと肌測定、またスキンケア、メイクアップ、アロマテラピーなどの施術を通して、外見を損なった方の悩みを理解し、深い信頼関係を構築することによって、容貌・容姿に対する自信の回復を図り、QOL(クオリティオブ ライフ)=生活の質の向上につながるように努めています。

施術を受け始めてからの精神的変化

島上(1999)
日本香粧品科学会誌

施術を受け始めてから、前向きな精神的変化があったとする方の割合は、8割を超えています。メディカルソワンエステティックが気持ちを安定させ、将来に対する希望を持たせ、社会への積極的な行動を生み出し、周囲の人が認めるほどの変化を与えると考えられます。



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